現役東工大生が選ぶ 大学受験おすすめ参考書 (数学編)  東工大生ブログ#3

 

 

 

いよいよ私が使用していた参考書を紹介していきます。

  

 東工大や難関大を目指す受験生にとって数学は大きな壁になっていると思います。この記事では主に理系の大学受験生におすすめの数学の参考書を紹介していきます!では難易度順・使用した時期順に紹介します。その参考書の注意点も書いていきます。自分にあった参考書を見つけましょう!

 

 わからないことやこの参考書はどうかなどの質問があれば答えさせていただきますので、ぜひコメントしてください。また物理や化学、英語、センター対策(共通テスト)についても今後記事を書いていきます。

 

 

 1.Focus Gold 難易度 低~中 使用時期 高2~3の春休み 高3の4.5月

Focus Gold 4th Edition  数学I+A

Focus Gold 4th Edition 数学I+A

 

 

 

Focus Gold数学2+B

Focus Gold数学2+B

  • 発売日: 2017/03/01
  • メディア: 単行本
 

 

Focus Gold数学3

Focus Gold数学3

  • 発売日: 2018/03/01
  • メディア: 単行本
 

  この参考書は目にしたことがある人が多いと思います。代表的な参考書である

チャート式数学I+Aなどのいわゆる青チャートと並ぶ網羅系参考書です。やはり受験初期にはこの種類の参考書を使うのが良いでしょう。色も赤や青が使われており、図形問題も視覚的に分かりやすくなっています。

 僕は見た目がカッコいいFoucus Gold を選びましたが、青チャートでもいいと思います。

 

 使用した時期を見てもらえれば分かる通り、あまり長い期間取り組んではいません。僕は「Focus Gold 3周したわ~」などと自慢(笑)している人をよく見かけますが、あまり意味ないと感じています。量にこだわるよりも自分の苦手な分野を繰り返すことのほうが大切です。

 

 実際僕は数学B・数学3の分野を主に取り組み、受験直前に演習の少なかった整数・確率分野を取り組みました。使用する方法によって色々な取り組み方ができる万能参考書です!

 

 ⚠注意

  • 分量が多い
  • 途中で挫折する可能性がある
  • 本当に試験に出る部分を見分けるのが難しい 

 

 2.一対一対応の演習 難易度 中~高 使用時期 夏休み

 

 

1対1対応の演習/数学1 新訂版 (大学への数学 1対1シリーズ)

1対1対応の演習/数学A 新訂版 (大学への数学 1対1シリーズ)

1対1対応の演習/数学B 新訂版 (大学への数学 1対1シリーズ)

1対1対応の演習/数学II 新訂版 (大学への数学 1対1シリーズ)

1対1対応の演習/数学B 新訂版 (大学への数学 1対1シリーズ)

1対1対応の演習/数学3 曲線・複素数編 (大学への数学 1対1シリーズ)

 

  これも多くの人が知っている有名参考書です。有名だけあって分量に比べて内容はしっかりと網羅されていて1.Foucus Gold よりも早く終わらせることができます。

 

 基本は1ページに1問の例題と類題が題名通り1対1に対応しており、例題で解法を学んだあとにすぐ演習できます。東京出版ならではのうまいテクニックを身に着けることができます。より美しい解法を探している数学好きにはピッタリです。

 また分野別に冊子が分かれているので、自分の苦手分野だけ演習できます。僕は数学3と数学Bを主に使いました。

 

 ⚠注意

  • 解法が鮮やかで簡潔なので自分に合わないことがある。
  • 黒一色ですこし殺風景
  • 冊数が多いため全部揃えるとお金がかかる

 

 3.標準問題精講  難易度 中  使用時期 夏休み

 

 

数学I・A標準問題精講 改訂増補版

数学I・A標準問題精講 改訂増補版

  • 作者:麻生雅久
  • 発売日: 2019/02/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

数学II・B標準問題精講 改訂版

数学III標準問題精講 改訂版

   

 続いては標準問題精講です。この参考書の良い点は問題の解説の前に精講というコーナーが設けられていて、着眼点や問題のアプローチなどが詳しく書いてあります。

 

 初見の問題や複数の分野が関わっている問題に悩んで、どこから手を付けていいかわからない人などに特におすすめです。 こちらも全問ではありませんが、類題が付いていて演習もしっかりできます。青と黒の二色刷りです。

 

 また、店頭で確認してみて、難しそうだと感じたら標準問題精講よりも易しめの基礎問題精講をお勧めします。↓

 

《新入試対応》数学I・A基礎問題精講 五訂版

《新入試対応》数学I・A基礎問題精講 五訂版

  • 作者:上園信武
  • 発売日: 2020/02/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

《新入試対応》数学II・B基礎問題精講 五訂版

《新入試対応》数学III基礎問題精講 四訂新装版

 

 

  ⚠注意

  • 数学IA・2B・3によって著者が異なり、雰囲気が異なることがある

 

 4.ハイレベル数学の完全攻略  難易度 高  使用時期 10~11月

  

 

 

ハイレベル 数学I・A・II・B の完全攻略 (駿台受験シリーズ)

  僕は、受験まであまり時間がなく、数学3しか使っていませんでした。この参考書は駿台予備校の講師だった方が書いていて、講義口調でまるで授業のように学ぶことができます。

  

問題数は少ないのですがその分ページが一問の多く割かれていて、読み物のように楽しく進められます。一問をじっくり解きたい方や、受験まで残り少なくなって本番の感覚で取り組みたい方にお勧めです。問題も難関大学の過去問を使用しているので、演習効果大です。

 

 私は使っていないのですが、数学1・A・2・Bもあるので、余裕がある方はやってみましょう。

 上のリンクからAmazonに飛んでみていただけるとわかりますが、レビュー評価が数3は4.8 数学1A2Bは4.7 と非常に高評価になっています。参考にしてみて下さい。

 

 ⚠注意

  • 数学3(1A2B)のある程度の基礎知識は必要
  • 問題量が欲しい人には向いていない。

 

   5.数学3スタンダード演習  難易度 高  使用時期 11~12月

 

 

 

  こちらの参考書は2で紹介した一対一対応の演習と同じ出版社が発行しており、一対一対応の演習の一つ上のレベルという位置づけになっています。一対一に取り組んでみて、良かった人はこれに取り組んでみると良いでしょう。

 

 こちらは例題はなく分野別に15問ずつほど収録されていて、問題量を確保したい方にお勧めです。また一対一と同様に鮮やかな解法も学ぶことができます。僕は計算のみのところを飛ばして一日3問と決めて取り組んでいました。

  

  先ほどの4で紹介したハイレベル数学3の完全攻略とレベルはほぼ同じだと思いますので、どちらかだけでもいいかと思います。

 

  ⚠注意

  • 問題量が多くやり切れないことがある
  • 解説がそれほど詳しくないときがある

 

 4,5の参考書まで取り組めればほぼ全ての大学合格までもっていくことができる実力がつくと思います。しかし国公立大医学部や東大京東工大旧帝大志望で数学を得点源にしたい方は以下の参考書に取り組んでみましょう。

 

  6.上級問題精講  難易度 最高  使用時期 1月~受験まで

 

数学III 上級問題精講

数学III 上級問題精講

  • 作者:長崎 憲一
  • 発売日: 2015/10/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

数学I+A+II+B 上級問題精講

  これははっきり言って難しいです(笑)東大、京大、東工大などの数学の難問を寄せ集めたような参考書です。しかし奇問はほぼなく良問ばっかです。さらに解説や途中式も注釈を使って分かりやすくなっています。形式としては3の標準問題精講と同じ形式で精講のコーナーも充実しています。

 

 一問がかなりボリュームがあるので、なかなか進まないため、僕も半分くらいまでしか終わりませんでしたが、考え抜く力が付いたと思います。僕の友達で東工大に受かった人も使用していました。

 

 7.入試数学の掌握   難易度 最最高  使用時期 12月ころ少し使用 途中で挫折

 

テーマ別演習① 入試数学の掌握 総論編 (YELL books テーマ別演習 1)

テーマ別演習① 入試数学の掌握 総論編 (YELL books テーマ別演習 1)

  • 作者:近藤至徳
  • 発売日: 2011/09/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

テーマ別演習② 入試数学の掌握 各論錬磨編 

テーマ別演習3 入試数学の掌握 各論実戦編

 

 これは僕は三問くらいで挫折しました。主に東大、京大、阪大の過去問を集めています。著者が東大理3と京大医の両方に合格したという異色の経歴をもち、鉄緑会の講師をしていた方です(笑)。えぐいですね。

 タイトルにもかいてありますが大京大阪大の医学部向けとなっています。

 

 僕は問題はほとんど解いていませんがところどころにある解法のポイントを印刷してノートにまとめ、模試の前などに見ていました。非常によくまとまっています。

                          

 その他の参考書

 ここからは僕は使用していないですが周りが使っていたり、良さそうだと思ったりしたものをピックアップしていきます。

 

 

理系数学の良問プラチカ 数学3 (河合塾シリーズ 入試精選問題集 6)

 こちらもかなり有名な問題集です。数学3では積分の問題が多く掲載されています。問題の内容はかなりハイレベルで問題と解答が別冊になっています。

 僕的には解答が少しあっさりしているかなあと思い使用しませんでした。解説がすらすらわかる人にはいいと思います。

 

 

やさしい理系数学 三訂版 (河合塾シリーズ)

やさしい理系数学 三訂版 (河合塾シリーズ)

 

 こちらも知っている人は知っています。題名に騙されないように(笑)この参考書の特徴は豊富な別解です。

 数学1A2B3がこの一冊に入っているので、かなりぎゅうぎゅうに詰められている感じがします。しかし問題量は多くこの一冊を何回かやれば数学の実力は付きます。

 

  おわりに

  このへんで数学参考書の紹介をひと段落させて頂きます。いかがでしたでしょうか?自分が実際に使った参考書とその時期、注意点やその他の参考書について紹介しました。ぜひ参考にして自分に合った参考書を見つけてください!

 

  また他の数学参考書を追記したり、他の教科の参考書も別の記事で書いていきますので是非読者になっていただくとやる気が出ます。質問もご自由に書いてください!